落石のため2日から通行止めとなっている日本の滝100選にも選定されている須坂市の米子大瀑布に通じる林道について、須坂市は3日、6月30日までの通行止めを決めました。

須坂市によりますと、2日に落石が確認されたのは、須坂市街地から米子大瀑布の麓にある駐車場に通じる「林道米子不動線」で、駐車場から2キロほど市街地側に下った場所で、道路脇の高さ20メートルほどの斜面から石が落ちているのを、市の職員が見つけました。

市では、2日から林道を通行止めにしていて、米子大瀑布に近づくことはできなくなっています。

提供:須坂市


市では、斜面にネットを張るなどの応急工事を行った上で、落石が収まったかどうかを確認することにしていて、当面の措置として6月30日までの通行止めを決めました。

米子大瀑布は、落差89メートルの不動滝と、落差82メートルの権現滝の2つの滝の総称で、日本の滝100選に選ばれているほか、「米子瀑布群」として国の名勝に指定されていて、落石があった林道は5月9日に冬の間の通行止めが解除され、観光シーズンに入っていました。