須坂市のふるさと納税の返礼品であるシャインマスカットが産地偽装されていた問題です。市は、今年度の一般会計当初予算からおよそ34億5000万円を削減する補正予算案を提出することになりました。

須坂市 三木正夫市長:「市民生活に密接な部分についてはできるだけ支障がないようにしたい。投資的経費については先延ばしなり、見送りなり工夫をする必要がある」

2日の会見で、三木市長は、ふるさと納税の寄付募集の停止に伴い、一般会計当初予算からおよそ34億円5000万円を削減する補正予算案を決めたと明らかにしました。

公共施設の整備など31の事業・11億円余りを見送ると同時に、ふるさと納税の事業で使う予定だった費用など23億円余りも削減します。

これは当初予算のおよそ1割にあたり6月市議会に提出されます。また、市は、問題があった「日本(にほん)グルメ市場(いちば)」とは別の2つの事業者が返礼品の基準を満たしていなかったと明らかにしました。

高山村産の巨峰、シャインマスカットや市外で加工された肉などが扱われていたということで、2つの事業者の寄付額を合わせると3000万円余りに上ります。

須坂市の三木市長「新たな偽装が出てきたことへの釈明など」問題をめぐっては第三者委員会が、あす第一回の会合を開く予定です。