宮崎県延岡市の読谷山洋司市長は、病気を理由に、今月いっぱいで辞職することを明らかにしました。
読谷山市長は政治活動からも引退するとしています。

(延岡市 読谷山洋司市長)
「今月末日をもちまして、辞職をさせていただかざるを得ないと判断したところであります」

延岡市の読谷山市長は、2日朝、延岡市役所で会見を開き、病気を理由に、今月末で辞職することを明らかにしました。

読谷山市長は、辞職の理由について「3月議会以降、咳が続くようになり、診察と検査を受けた結果、肺とすい臓に腫瘍が見つかった」と説明。

医師から「早めの治療に専念するように」と助言を受けたことや、公務に穴を開けてはいけないという思いから辞職の決断に至ったということです。

読谷山市長は延岡市出身の61歳で、2018年に延岡市長に初当選し、現在、2期目を務めています。

(延岡市 読谷山洋司市長)
「まだすべての公約を実現できていない。そのことを考えますと、大変申し訳なく考えているところであり、また、私自身大変無念であります」

読谷山市長は、2日、辞表を提出し、今後は政治活動からも身を引くとしています。

辞職に伴う延岡市長選挙は、公職選挙法の規定で、選挙管理委員会に辞職が通知された翌日から50日以内に行われることになっています。

市選挙管理委員会によりますと、市長選挙は7月20日に投開票が有力視される参院選と、同じ日に投開票が行われる可能性が高いということです。