去年10月、列車の脱線事故で全線で運休が続いている千葉県のいすみ鉄道は、2027年の秋ごろ、一部区間の運行再開を目指すと明らかにしました。

去年10月、千葉県いすみ市と大多喜町を走るいすみ鉄道の列車が、国吉駅から上総中川駅の間で脱線しました。脱線の原因は枕木の腐食とみられていて、修繕工事や全線の安全点検のため事故以降、全線で運休が続いています。

いすみ鉄道はきょう午後、会見を開き、利用者が多い大原駅から大多喜駅間について、2年後の2027年秋ごろの運転再開を目指すと明らかにしました。

事故後、大原駅から大多喜駅間の復旧のため、補修に取り組んでいますが、その復旧費用は代行輸送費用を含め、およそ14億5000万円になる見込みで、いすみ鉄道は県と、関係する市や町に支援を要請したということです。