ことし収穫された新茶をささげ、茶業の繁栄を願う「献茶祭」が宮崎神宮でありました。

宮崎神宮で行われた献茶祭は、江戸時代の6月2日に日本茶がアメリカに初めて輸出されたことから県茶商連合会が、毎年、開いているもので、2日は、県内の関係団体などから20人あまりが出席しました。

神事では、今年の新茶1キロが入った「つぼ」が神前に捧げられ、舞が奉納されました。

(宮崎県茶商連合会 田村秀悟会長)
「業界のためと日本のお茶を愛してくださる方に対しても良い年になりますようにということで祈念した」

去年、県内で生産されたお茶はおよそ2640トンで全国で5番目でした。

今年は春先の冷え込みの影響などで生産量は去年よりわずかに減ると見られるものの、その分、じっくりと茶葉が育ったことで品質の良いお茶に仕上がっているということです。