痴漢被害が増える傾向にある夏を前に、俳優の井本彩花さんが警視庁渋谷警察署の1日署長に就任し、痴漢被害の撲滅を呼びかけました。

井本彩花さん
「痴漢というのは決して許されない行為ですし、被害者の方を深く傷つける犯罪です」

きょう、警視庁渋谷署の1日警察署長に就任したのは、俳優の井本彩花さんです。

井本さんは、都内でも1日の電車の利用客が特に多い東京・渋谷で、痴漢に遭った際に周囲に被害を知らせることができる警視庁の防犯アプリ「デジポリス」を通勤・通学客に紹介し、痴漢の撲滅を訴えました。

井本彩花さん
「ボタン一つで『痴漢されてます』と音声が流れるので非常に便利な機能だなと思いました。私自身もダウンロードしようと思います」

警視庁によりますと、痴漢被害の発生時間は、▼午前7時から9時までと、▼午後6時から7時の通勤・通学の時間帯が最も多く、被害の発生場所は電車内が最多で、全体の6割を占めているということです。

警視庁は「もし被害に遭ったら周囲に助けを求め、周囲の人は被害者に声をかけるなどして助ける行動をしてほしい」としています。