60年前に群発地震が発生した長野市松代町にある地震観測所で、見学会が開かれました。

長野市の「松代地震観測所」で開かれた見学会。

1965年からおよそ5年間続き、震度1以上の揺れが6万回以上も発生した松代群発地震から60年になることから長野地方気象台が企画しました。

建物は戦時中に計画された松代大本営の工事に伴い、天皇の居室や宮内庁の施設として建設されたもので、訪れた人たちはかつて地震を観測していた坑道なども見学しました。

見学者:「地震計を見たり、地震をどのように観測しているのかが分かって良かった」

観測所の一般公開は7年ぶりで、長野地方気象台では「見学を通じて地震に対する備えを再確認してほしい」としています。