防災について楽しく学んでもらおうというイベントが、31日、高知県奈半利町で開かれました。
このイベントは、地域活性化に向けた連携協定を結ぶ、奈半利町と高知市の建設会社・ミタニ建設工業が、開きました。
会場には、地震や風水害が起きた時に活躍する重機や高知県警のレスキュー車への試乗のほか、震度7の揺れを体験するブースなどが設けられました。
奈半利町は、南海トラフ地震が発生した場合、沿岸部の最も早いところで、津波がおよそ10分で到達し、高さは最大で15m~20mに達すると想定されています。このため、幼いころから地震への意識を向上させるとともに、イベントを通して事業者同士がコミュニケーションを取ることで、災害への備えや早期復興につなげたい考えです。
◆訪れた子ども
「消防車でお水を出す放水体験が楽しかったです」
◆父親
「『地震の時にどうしたらいいか』、そういうところを、ちょっとでも子どもがわかってくれたら」
会場では「餅投げ」も行われ、子どもたちは、楽しみながら防災について学んでいました。ミタニ建設工業と奈半利町は、地域活性化を目指し、“自然を体感するイベント”も今後、検討しているということです。