富山と長野を結ぶ山岳観光ルート「立山黒部アルペンルート」の玄関口である「立山駅」から「美女平駅」までの区間に新しいロープウェーを整備する構想を断念するとアルペンルートを運営する立山黒部貫光が30日発表しました。
立山黒部貫光 見角要社長
「これから先いま計画を進めたにしてもやっぱり10年先くらいになってしまいますので。いつまででも引っ張るわけにはいかないなと」

立山黒部貫光は立山駅と美女平駅の区間でケーブルカーを運行していて、車両が老朽化していることから代替手段として新たなロープウェーの構想が2018年に持ち上がっていました。
しかし30日の決算会見で見角要社長は、工事費の高騰などで費用が当初よりも大幅に上回る見込みとなったことから、このロープウェー構想を断念すると発表しました。


現在のケーブルカーについて立山黒部貫光は、今後、車両更新などで対応していく方針です。
