住宅の解体工事中にツバメの巣が見つかりました。巣にはまだ孵ったばかりのヒナが5羽。工事のスケジュールが逼迫する中で、異例の決断は地域住民からも温かい目で見守られています。

記者「解体予定の家屋ですが、軒先にツバメの巣があります」

富山県砺波市の住宅で27日、家の解体作業をしていた業者がツバメの巣を見つけました。

業者の男性「ツバメおるなって。このまま壊せんよねっていうのが正直でしょ」

巣には5羽ほどのヒナがいました。

男性は県鳥獣保護センターに巣にヒナがいることを報告し、今後の対応を相談したところ、センターからは鳥獣保護管理法で卵やヒナがいる巣の撤去が禁止されていること、むやみに巣に触ると親鳥がヒナを育てるのを放棄するおそれがあると言われました。