水泳中の事故を未然に防ごうと、プール施設の管理者を対象にした安全講習会が、宮崎市のパーソルアクアパーク宮崎で開かれました。

(玉岡克希記者)
「命の危険にも関わる水泳中の事故、プール施設の管理者らが、救助法を学んでいます」

学校や自治体などのプール施設の管理者を対象に行われた30日の講習会。
参加者たちはインストラクターの指導のもと、溺れた人が呼吸できるようにあごを持ち上げてプールサイドまで運ぶ方法などを学びました。

(参加者)
「水の中の救助っていうのは抵抗がありまして、陸地と違って、やはりそういった難しさ(を感じた)」
「(人が)沈んだ状態だと(救助が)非常に難しいので、その前にちゃんと助けるという事を意識しないといけないとすごく感じました」

去年の夏、水難事故にあった人は全国で601人。

日本ライフセービング協会によりますと、プールで起こりやすい事故には「溺水(できすい)」や「飛び込みによる事故」、それに「排水口への吸い込み事故」などがあるということです。

(日本ライフセービング協会 佐藤洋二郎事務局次長)
「救助をするというのは監視員・ライフガードの役割になりますので、その方たちに事前の知識・技術、こういったものを講習でしっかりと身に着けてもらう」

県は、こうした研修を通して、事故の未然防止につなげていきたいとしています。