大規模災害への備えにつなげます。
2005年の台風14号で冠水したことを受け、浸水防止の機能を備えている宮崎市の浄水場を全国各地の水道局職員などが見学しました。
30日は、国土交通省や東京都、それに、全国18の政令指定都市の水道局職員などあわせておよそ60人が宮崎市の富吉浄水場を訪れました。
2005年に台風14号が県内を襲った際、宮崎市は各地で冠水し、富吉浄水場も水に浸かって機能が停止しました。
一行は、宮崎市上下水道局の職員から当時の被害状況について説明を受けたあと、台風被害の教訓を生かして設けられた浸水を防ぐためのゲートなどを見学しました。
(東京都水道局総務部 吉冨信浩水道危機管理専門課長)
「最近はさらに甚大な被害の自然災害が増えているので、きょう来た事業体も持ち帰って、自分のところの対策に役立てていく」
一行はこのほか、市内の医療防災拠点などの現地調査も行ったということです。