宮崎市は、今年度から、体の仕組みだけでなく、性の多様性やジェンダーなどを学ぶ「包括的性教育」に取り組むことにしています。
29日は幼稚園の先生を対象に研修会が開かれました。

「包括的性教育」とは、ユネスコが発表したガイダンスに基づいて、体や生殖の仕組みだけでなく、人間関係や性の多様性、それに、ジェンダー平等など幅広いテーマを含む教育で、幼児期から継続的に学ぶことが勧められています。

その「包括的性教育」を今年度からスタートさせたのが宮崎市。

29日は研修会が開かれ、県助産師会宮崎か母ちゃっ子くらぶの白池晶さんが幼稚園の先生を対象に、発達段階ごとの子どもの行動やそれに対する声かけの方法などを紹介しました。

(参加者)
「自分を大事に生きることと、嫌なことは嫌とはっきり気持ちが伝えられる子どもになってほしい」

宮崎市は今後、未就学児やその保護者を対象に、包括的性教育を行うことにしています。