全国各地の職人がつくった伝統工芸品などを販売するイベントが、29日から鹿児島市の山形屋で始まりました。

浮世絵がデザインされた県の名産・大島紬の創作服に、色鮮やかな雑貨が並ぶ神奈川の和紙アート。

29日から鹿児島市の山形屋で「日本の匠たち職人の技展」が始まりました。全国23都府県から42の工房が出店しています。このうち18の工房が実演販売をしていて、「職人の技」を目の前で楽しむことができます。

(記者)「こちらでは木製のお皿やマグカップが並んでいますが、中でも注目なのが、鹿児島限定桜島がデザインされたお盆です」

佐賀で木造雑貨を制作・販売しているこちらのお店は、今回の出店にあわせ、桜島が描かれたお盆を限定販売しています。

訪れた客は職人から直接話を聞いて、その技と美しさに魅せられていました。

(買い物客)「ほぼ毎回見に来る。作り方や陶器に興味があるので話を聞いた」

(買い物客)「びっくり。こんな作品を見られて幸せ」

(企画会社オープン・ザ・フィールド 荒井康夫さん)「実演などを交えて、音や削るときの匂いなどをあじわっていただきたい」

「日本の匠たち職人の技展」は来月2日まで開かれています。

▶会場の様子を画像で掲載しています。