公立多良木病院は、実施していないリハビリを「実施した」と嘘の報告した男性技士を停職処分としました。男性技師は依願退職しています。

停職6か月の懲戒処分を受けたのは、リハビリテーション部に所属していた39歳の男性技士です。

病院によりますと、男性技士は2021年から2024年にかけ、入院患者7人分10件のリハビリについて、実施していないにもかかわらず、実施したと嘘の報告をしました。病院はそれに基づき患者にあわせて2万円余りを請求していました。

患者が外泊した日に料金の請求があることに職員が気づいたことで発覚し、男性技士は「患者の都合がつかない時があり、取り消すのを放置してしまった」と話したということです。

誤って請求した料金は、患者側にすでに返金手続きをしたということで、髙森啓史病院長は「複数のスタッフにチェックさせるなど、再発防止の対策をとる」とコメントしています。