少年の暴力で高校1年生だった息子を亡くした大阪府の女性が高校生に命の大切さを語りました。
「これ以上子どもたちを被害者にも加害者にもしない」

東海大甲府高校で講演したのは、息子を少年犯罪で亡くした大阪府に住む武るり子さんです。
武さんの長男の孝和さんは、高校1年生だった1996年11月に文化祭に来たほかの学校の生徒に因縁をつけられ暴行を受けて亡くなりました。
講演で武さんは息子を亡くした後、家族が壊れかけた苦悩やその後、地域の人に助けを求め立ち直れたことなどを伝えました。
講演を聞いた生徒は:
「(被害者が高校生で)身近なことだと思ったので、自分も被害者や加害者にならないように気をつけたい」
「悩みごとがあったら家族や友人に相談したい」
学校は生徒たちが命の大切さを学ぶ機会にしてほしいとしています。