かぜの症状に加え頬に赤い発疹ができる伝染性紅斑=いわゆる「リンゴ病」と診断された人は、先週は宮城県内30の定点医療機関で86人と、9週ぶりに減少しました。県は引き続き、注意を呼びかけています。
県によりますと、5月25日までの1週間に、県内30の小児科定点医療機関でリンゴ病と診断された人は86人と、前の週より18人減りました。減少は9週ぶりです。

1医療機関あたりの感染者数は2.87人で、保健所別では大崎と石巻が4.33人と最も多く、次いで仙台市が3.13人となっています。

リンゴ病は、かぜの症状に加え、頬に赤い発疹ができる感染症で、妊婦が感染した場合、胎児に悪影響を及ぼし流産する恐れがあります。
県は、「感染者数は減少したものの、依然として警戒が必要」としてマスクの着用や石けんでの手洗いなど対策を呼びかけています。