高知県が掲げる「消防広域化」について基本計画の策定に向けた専門部会が28日、県庁で開かれました。

県は人口減少に適応するための戦略の1つとして県内にある15の消防本部を一元化する「消防広域化」の基本構想を2025年3月に策定しています。具体的な基本計画を作るにあたり4つの専門部会を設置していて、28日は1回目の「総務部会」が開かれました。基本計画は2026年2月の策定がめどとされていますが、委員からは「議会に説明する時間が必要」という意見が出たほか、消防職員の団体からは「消防サービスが低下するなら広域化には賛成できない」「消防職員の意見を取り入れる機会を他にも設けてほしい」などの声もあがりました。

すでに、他県では消防広域化が実現しているところもありますが、県内での広域化に向けては現場の職員や県民の理解をいかに得られるかが鍵となりそうです。