身近に咲く野の花を使い、自然の美しさを表現する生け花が、熊本市のギャラリーで展示されています。

会場に展示されているのは南阿蘇の野の花を題材にした華道「草心流(そうしんりゅう)」の生け花です。

草心流の一番の特徴は、身近に咲く野の花を生けることで、よく見てみると虫に食べられた葉もあります。

展示ではビワやクサイチゴなど個性豊かな植物のほかにハルジオンやドクダミを生け花に取り入れている作品もありました。
草心流の教室は、現在、熊本県内外に32か所あり、200人以上が通っているということです。
草心流2代目家元 板垣草人さん「1つ1つの草花たちにもこんなにいい個性があって、こんなに素敵な面があるんだというのを感じていただけるのではと思います」
草心流の50周年を記念し48点を展示したこの会は、今度の日曜日6月1日まで開かれています。
「草心流 野の花いけばな展2025 道しるべ~野の花のこえ~」
アートスペース大宝堂 熊本・中央区