高知県いの町の金属処理工場に持ち込まれた車から「手りゅう弾のような物」が見つかりました。警察は一時、付近への立ち入りを規制。その後、爆発の危険性がないことがわかり、規制は解除されました。

(リポート:中屋裕貴)
「ここはいの町にある工場です。この車の中から手りゅう弾らしきものが見つかりました」
手りゅう弾のようなものが見つかったのはいの町枝川にある車の解体などを行う金属処理工場です。土佐警察署の調べによりますと28日午前9時25分ごろ工場に車の廃棄を依頼した業者から「手りゅう弾の様な物を発見した」と通報がありました。
警察が現場にかけつけ、解体予定の車の運転席の後ろ側にあった手りゅう弾の様な物一つを回収。手りゅう弾の様なものは表面がサビで覆われている状態だったということです。

警察は工場から半径200mへの立ち入りを規制しましたが、撮影した写真を自衛隊に送って確認したところ爆発の危険性はないことが判明し、午前11時45分に解除しました。
警察は今後、手りゅう弾のような物が本物かどうかや車に置かれていた経緯などについて捜査を進めるとしています。