2024年度、高知県内で新しく設立された法人数が、2年連続で減少したことがわかりました。調査会社は「人口減少に伴い市場としての魅力が下がっている。産業活性化のため自治体・金融機関の支援が必要」としています。
民間の調査会社・東京商工リサーチによりますと、2024年度、全国で新しく設立された法人数は15万3938社で、統計を取り始めた2008年以降、最多となりました。
一方、高知県内での新設法人数は388社で、2年連続の減少。全国で3番目に少ないということです。要因として、東京商工リサーチ高知支店は「人口減少に伴って、市場としての魅力が下がっていることがあげられる」としています。
産業別でみると、サービス業が176社と最も多くなっていますが、前年度と比べると12.8%減少しています。
東京商工リサーチ高知支店は、「産業の活性化のため、自治体や金融機関から新設法人へのより一層の支援が必要」としています。