「うまい、安い、早い」をキャッチフレーズに、学生やサラリーマンに愛され続ける吉野家。国内1100店以上を展開する巨大牛丼チェーンの舵取りを、富山市出身の成瀬哲也さん(57)が担うことになりました。12年ぶりの社長交代で、大きな注目を集めています。

「変身と成長」を掲げ、5年後に売上3000億円へ

5月19日、成瀬哲也新社長は吉野家ホールディングス(HD)の中期経営計画を発表しまし、掲げられたキーワードは「変身と成長」。成瀬新社長は「働く従業員、仲間たち全て巻き込んでやっていきたい」と力強く語りました。

同社は牛丼の吉野家をはじめ、「はなまるうどん」など複数の飲食チェーンを展開。2024年度の売上高はコロナ禍以降最高の2049億円に達しています。しかし成瀬社長はさらなる高みを目指します。

吉野家HD 成瀬哲也新社長
「2029年にはトップライン・売上高3000億円。営業利益は、現行の2倍強、150億を目指してまいります」

現状から5年後には売上高で1000億円アップ、営業利益を倍増させるという意欲的な目標です。