田中健史朗准教授:
「家庭的な部分の不安定さで落ち着いてゆっくり周りのことを見る、ゆっくり考えるということができない環境であれば、他にアイデアがあるにも関わらず、そちらの方に目が向けられなくなって、殺すということだけが唯一の方法だと思ってしまう」

こうした不安定な家庭環境は学校や地域住民など第三者が気づきにくい現状があります。
田中健史朗准教授:
「家族に関わる人たちっていうのが、地域の中にも親族間の中にも減ってきている状況があります。家庭の状況っていうのを第三者が気づくということが難しい状況になっていると思います」
こうした背景の中で未成年のSOSを拾い上げるには自治体レベルでの対策と専門家の活用が重要と指摘します。