フリガナの改名も可能?

フリガナが間違っていたら申告をする一方で、この機会にフリガナを変えることも可能なのでしょうか?

例えば、『ひるおび』の「竜平」ディレクターは、本当の読みは「りょうへい」ですが、「りゅうへい」と間違われることがほとんど。
もし変更したい場合は、フリガナを「リュウヘイ」で申請すれば、変更は可能です。
読み方が漢字と関連性がある場合のみ認められます。

ただ変更した場合は当然口座の名義やパスポートの名義変更が必要になり、
仮に元に戻そうとすると家庭裁判所の許可が必要となりますので、しっかりと考えての申請が必要となります。

ちなみに「竜平」ディレクターは、「父が小説『竜馬がゆく』を読んで感銘を受けて名付けてくれたのでこのままがいい」と、変更する気はないそうです。

名字の確認も忘れずに

例えば「山崎(やまさき)」家に届いた通知はがきにもし「ヤマザキ」と記載されていたら、戸籍筆頭者のみ届け出をすることができます。

こちらももし変更した場合、家族全員の名字の読み方が変わってしまいますので、必ず家族会議をした上で、届け出をしてください。

詐欺に注意

制度が変わる際には、詐欺にも注意が必要です。
フリガナの届け出に手数料はかからず、フリガナの届け出をしなくても罰則はありません。

「届け出に1人当たり○○万円振り込んで」
「フリガナの届け出をしないと罰金を払わなければならない」
などの金銭請求は詐欺なので注意してください。

弁護士 八代英輝:
役所を名乗って電話がかかってきて「実はもう手続きが終わっているんで、有料になります」などと来ますのでご注意ください。

(ひるおび 2025年5月27日放送より)