激しいせきが続く「百日せき」について、全国の医療機関から1週間に報告された患者数が2299人となり、現在の方法で調査を始めた2018年以降では過去最多となったことが分かりました。

「百日せき」は激しいせきが平均で2~3週間続く感染症で、特に乳児が感染すると重症化し、死亡するおそれもあります。

国立健康危機管理研究機構によりますと、今月18日までの1週間に全国の医療機関から報告された「百日せき」の患者数は2299人となりました。

すべての患者数の報告を求めるようになった2018年以降、過去最多を更新しました。

これで、今年に入ってからの累計患者数は1万9274人となり、現在の方法で調査を始めてから最も患者数が多かった2019年の1年間の患者数を超えました。

厚労省は、予防には生後2か月から受けられるワクチンの接種が有効だとしています。