浜岡原発の再稼働審査のデータはなぜ、不正に操作されたのか。中部電力はきょう、原子力規制委員会に報告書を提出しましたが、理由については「調査中」と述べるにとどまりました。

中部電力 林欣吾 社長
「解体的な再構築を視野に入れた対応は、調査委員会の調査を待たず、可能なものから着手していかなければならない」

中部電力は浜岡原発の再稼働審査をめぐり、耐震設計の「基準地震動」のデータを不正に操作し、地震の揺れを小さく見せていた疑いがあります。

この問題で中部電力は社内調査の報告書を期限日のきょう、原子力規制委員会に提出しました。

報告書によりますと、説明と異なる手法で地震波を選び始めたのは遅くとも2012年ごろで、225のうち少なくとも108のケースが不正でした。

また、2018年以降、社内で問題への指摘が繰り返されていましたが、不正は止まりませんでした。

林社長はその理由について、「第三者委員会の調査中」と述べるにとどめました。

中部電力 林欣吾 社長
「限定的ではあるが、事実として認定・報告できるものを網羅した」

今後は第三者委員会による調査に加え、原子力規制委員会による立ち入り検査で、より詳しい経緯を調べることになります。