2005年、宮城県多賀城市で発生した飲酒運転の車による高校生の死傷事故から20年が経過したことを受け、飲酒運転を根絶しようと、27日朝に仙台市内で検問が行われました。

検問が行われたのは、仙台市太白区長町の市道です。27日朝は、午前5時半から仙台南警察署の警察官6人が信号の手前で走行中の車を停め、ドライバーの呼気を調べました。検問は、約2時間行われ、飲酒運転で摘発された人はいませんでした。

仙台南警察署 富田勲交通課長:
「飲酒運転は犯罪。ドライバーだけではなく周りの方も『飲酒運転をしない、させない、許さない』という気持ちで、飲酒運転根絶に取り組んでもらいたい」

この検問は、2005年5月、宮城県多賀城市内の国道で飲酒運転のRV車が高校生の列に突っ込み18人が死傷した事故から20年が経ったことを受け、飲酒運転の根絶と重大事故の防止のため実施されました。

県警によりますと、2025年1月から5月25日までに県内で起きた飲酒運転による人身事故は10件と2024年の同じ時期より7件少なくなっています。飲酒運転による死亡事故は発生していないということです。