熊本市内の県道で歩道の女性を飲酒運転ではね、死亡させたとして危険運転致死傷などの罪に問われていた男の裁判で、熊本地方裁判所は27日午後3時半に開廷した判決公判で、検察側の求刑通り懲役12年の判決を言い渡しました。

判決を受けたのは、熊本市中央区島崎の元ホスト 松本岳(まつもと・たける)被告(24)です。

松本被告は2024年6月15日、熊本市中央区細工町の県道で、酒に酔った状態で軽乗用車を運転し、後ろ向きに逆走して歩道に乗り上げ、信号待ちをしていた熊本市職員の横田千尋さん(当時27)をはねて死亡させたとして罪に問われていました。
この裁判では、時速約70キロでバック走行したことが、危険運転に当たるかどうかをひとつの争点にしていましたが、熊本地裁は危険運転致死傷罪の成立を認め、求刑通りの判決を言い渡しました。
