鳥取砂丘の砂地で育った特産のラッキョウが26日、鳥取市福部町から初出荷されました。
「ふくべ砂丘らっきょう」として、地域との結びつきを示すGI制度にも登録されたラッキョウは鳥取市福部町の砂地の畑102ヘクタールで55戸の農家が栽培しています。
初荷出発式には、生産者や農協などの関係者が集まりくす玉を割って初出荷を祝いました。
そして地元、福部未来学園の園児たちが鼓笛隊の演奏をして初出荷に色を添えました。
猛暑だった去年の夏に植え付けたラッキョウは、冬に雪が多かったことなどから初出荷が去年より1週間ほど遅れましたが、収穫が少なかった去年の分を取り戻そうと農家の人達は意気込んでいます。
福部らっきょう生産組合長会 香川 恵会長
「今年も例年通りの素晴らしい、色の白い、シャキシャキしたラッキョウができあがりましたので、どうぞお楽しみください。」
ドライバーに花束が贈られると初荷を積んだトラックが砂丘らっきょうを待ちわびている全国の市場へと出発しました。
今年は「洗い」と「根付」あわせて去年の2割増しとなる1400トンを出荷し、8億8000万円の販売を目指しています。