サッカー天皇杯の話題です。

今月20日付けで石丸監督が解任された愛媛FC。青野慎也ヘッドコーチが暫定的に監督を引き継ぎ最初の公式戦が天皇杯となり、地域リーグの社会人チーム相手にチーム再建の第一歩を踏み出しました。

成績不振でついに監督交代に踏み切った愛媛FC。

初采配、青野監督の元選手の戦う姿勢が注目されましたが、3つ下のカテゴリー九州リーグの三菱重工長崎相手に愛媛は序盤から主導権を握り前半9分、右からのクロスに田口。

前半13分のフリーキックは、行友。

さらに前半35分には窪田のクロスをワンタッチで落として深澤。

前半だけで8本のシュートを放ちますが、守備に徹する相手をこじ開けられずスコアレスで折り返します。

それでも後半10分、公式戦11試合ぶりスタメン金沢のロングスロー。クリアボールに、窪田。圧巻の弾丸ミドルで愛媛が先制します。

その後は三菱重工長崎にボールを支配されピンチの連続。しかしキーパーベテラン徳重を中心に守備は体を張って対応。

最後のコーナーキックも全員で守り切った愛媛。格下相手とはいえ、新体制初陣を辛くも白星で飾りました。

(決勝ゴール・窪田稜選手)
「とても満足できるような内容ではなかったですけど、とりあえず、まず1勝できたというのはチームにとっては大きな1勝かなと思います」

(就任後初采配は白星・青野慎也監督)
「1点取った後に一番象徴的なのは、最後のコーナーキックでみんなで体を張って守った。あれが全てかなと。普段は出てないメンバー達も、ここからもう1回、競争に入って行けるのかなと思いました。勝ったことが全てよかったと思います」