ハンドボールリーグHのブルーサクヤ鹿児島は、シーズン最終戦で激戦を制し、クラブ史上初めてレギュラーシーズンを1位で終えました。

およそ1100人のファンが集まった熊本との最終戦。応援団の声援や姶良の蒲生郷太鼓坊主が会場に響きます。

序盤、互いに固いディフェンスを見せ、一歩も譲らない展開に。ミスから相手にボールが渡ると、熊本の攻撃が勢いを増します。ブルーサクヤは流れを掴めず点差を開かれ、13対19で試合を折り返します。

追いつきたい後半。固いディフェンスから、素早い切り替えでキャプテン河嶋。守備から流れをつかんで徐々に追い上げると、こぼれたボールを逃さなかった北ノ薗。21対21、同点に追いつきます。

そして、後半19分。連続得点でついに逆転。(24対23)最後はエース金城が冷静に決めてリードを守り切り、29対28、1点差で激戦を制しました。

レギュラーシーズンを1位で終えたブルーサクヤ。クラブ史上初の快挙です。

(河嶋英里主将)「長くハードなシーズンだったが、みなさんのたくさんの応援があって走ってこられた」

(最終戦MVP 北ノ薗遼選手)「シーズン終盤、自分たちが勢いで負けてしまって、結果が付いてこない時期が続いたが、プレーオフは一発勝負。日本一に目の前まで来ているので、今年こそ絶対にとる」

(蒲生郷太鼓坊主団員)「絶対日本一になって、鹿児島にエールや元気を届けてほしい」

チームは来月、シーズンの成績上位5チームで争うプレーオフに臨みます。