父親を避けている雰囲気があった

男性は里帆さんと被告人の関係について「里帆さんがお父さんに対して避けている雰囲気があった」と証言。「里帆さんはよく顔に感情が出る人で、嫌がっている雰囲気が出ていた」と説明しました。

家で母親と里帆さんと3人で話していた際、被告人がたまに1階にいることがあったが、その時は里帆さんが嫌がって2階に逃げていたという状況も証言しました。

弁護人からの質問に対して男性は交際開始から1〜2か月の時点では、被告人との性行為については話題に出てこなかったと答えています。

次回公判は6月2日、里帆さんを保護した児童相談所の職員への証人尋問が行われる予定です。

証人として出廷した男性は、里帆さんが高校生の時に児童相談所に保護されたことは知らず、この裁判についても知らなかったと証言しています。男性によりますと、里帆さんとの交際が終わった理由は被告人が原因ではないとのことでした。

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