荒木飛羽さん、曽野舜太さん、藤本洸大さん、阿部顕嵐さん、中村中さん、澤田育子監督が、「劇場版 スメルズ ライク グリーン スピリット」完成上映会イベントに登壇しました。

2024年MBSドラマで放送後「#スメルズロス」を生んだ青春ドラマに、原作にもドラマにもないオリジナルエピソードを加えた「劇場版」として6月27日に全国公開されることになりました。
物語は、平成のド田舎。男子学生・三島フトシ(荒木飛羽)は髪が長く、なよなよしているという理由から、バスケットボール部に所属するクラスメイト・桐野マコト(曽野舜太)率いるグループにイジメを受けている。
しかし三島は抵抗するすべもなく、隠れて口紅を塗ったり、女性ものの服を着たり、“カワイイ自分に変身する”という日課が心のよりどころになっていた。そんなある日、三島が屋上にいると、以前なくした口紅を桐野が自らの唇に塗ろうとしていることを目撃し…。
この世界のどこかで“本当の自分”でいられる場所を求めた彼らのひと夏の淡い青春物語を描いています。

挨拶で澤田監督は作品タイトルに掛けグリーンのワンピースで来たことを明かすと、他のキャストも何気に緑を差し色に使っている事を司会が指摘。
すると唯一「緑」が見当たらない阿部さんは、デニムを指差しながら″人によって見ようによっては、これが緑に見える″と強引な言い訳で会場を笑わせていました。

劇場版になったことについて荒木さんは“本当にうれしくて…でも自分は追撮がなかったので「現場行きたかった!」と。でもやっぱりうれしくて感動しました”と、語りました。
これに澤田監督は“じゃあ、また個人的に(追加撮影を)…”と荒木さんに話しかけ笑わせました。
曽野さんは“僕は追撮があったので…”と語ると会場から笑いがこぼれ“また皆さんと現場で会えるのが、すごくうれしかったです”と笑顔を見せていました。
またこちらも追撮が無かった藤本さんですが、“「えー、マジですか⁉」と思いましたけど、僕にとっても慎重に役と向き合った作品ですし、大切な日々が刻み込まれた作品なので心から嬉しかったです”と答えました。

阿部さんは“僕は映画が大好きで、何時間という時間を、その映画の為に使うわけで、ちゃんと作品に没入していただけるのはうれしいです”と語りました。
また、音楽を担当した中村中さんは“映画で観ると登場人物の苦しんでいる姿や葛藤がダイレクトに伝わってきて、音量も大きいですし映画で観るのはいいなと思いました”と感想を語りました。

撮影は昨年の7月から8月の熱い最中に行われており、撮影を振り返って曽野さんは“めちゃめちゃ暑くて、たまたまその現場のエアコンが廃校だったため、無かったんです”と過酷な環境の撮影だったことを明かしました。
続けて“僕も差し入れでアイスを買っていったら溶けちゃって、結局液体になっちゃったくらいの暑さだったけどなんとか乗り越えました”と語りました。これに藤本さんは“(みんな)撮影中だったので僕1人で食べていた気がする…”と明かして笑いを誘いました。

また阿部さんは“冒頭の追いかけるシーン。あれ10分ぐらい走っていたよね?”と語りだすと、澤田監督は“すいません、すいません”と連呼。
監督は、なおも続くキャストからのボヤキに恐縮しきりで、“初日1発目のカットが、そのシーンで終わった瞬間、みんな「ヤバイ(現場)かもしれない…」となってました”と、肩をすぼめていました。
【担当:芸能情報ステーション】