青森県の下北地方から「夏の甲子園」初出場を目指す高校球児たちを応援しようと、練習で使われて古くなったボールを修復する『エールボール作り』が、むつ市の養護学校で進められています。

エールボール作りは、むつ養護学校が高校球児たちを応援しようと、2019年から取り組んでいます。

26日は、高等部のリサイクル班に所属する生徒10人が下北地方の4つの県立高校の野球部で使われて古くなったボールの表面に、丁寧に赤や緑といった色とりどりのビニールテープを巻きつけていきました。

また、『必勝ダルマ作り』にも取り組んでいて、粘土などで作ったダルマの型にリサイクルした牛乳パックの紙を貼り付けていきました。

むつ養護学校 高等部2年 佐藤幸弥さん
「野球部が勝てるようにとか今まで以上にがんばるぞ!という思いで作りました」

むつ養護学校 高等部2年 金田一翼さん
「しわなくきれいにテープを巻くように工夫して作っています」

学校によりますと、2025年はエールボールを400個ほど作る予定です。

6月に高等部の生徒全員がボールに応援のメッセージを書き込んだあと、7月には各高校の球児たちに贈られる予定です。