石川県の重要な水源の1つ「手取川ダム」。北は七尾市能登島、南は加賀市まで水を送り、洪水対策としての役割も担っています。
このダムの建設のために旧・白峰村(現在の白山市白峰)の桑島地区の57世帯が移転を余儀なくされました。今年で移転から50年。節目の日を迎えた住民たちに話を聞きました。

鉄球で破壊される円筒形の建物。
当時の白峰村立桑島小中学校。MROライブラリーに残るアーカイブ映像です。

桑島中学校に通っていた西山博之さん
「この映像は、初めて見ました。円筒形の中央には渦巻き状の階段があり、囲むように教室があった。当時とてもユニークな建物だった。」
西山さんが懐かしむこの地区は、旧白峰村の桑島。手取川ダム建設のため、移転を余儀なくされた地区の1つです。
ダムの建設で、510万平方メートルが水没することになり、白峰村や尾口村で336戸が移転を余儀なくされました。