宮城県南三陸町で26日、伝統のシロウオ漁を地元の小学生が見学し、生態を学びました。

南三陸町の伊里前川での見学会には、地元の小学4年生16人が参加しました。伝統のシロウオ漁を通じて地域の自然を学んでもらおうと毎年この時期に見学会が開かれています。この川では、石をV字型に積んだ「ザワ」と呼ばれる仕掛けを使って産卵のため遡上してくるシロウオを捕まえます。

川に入った子どもたちは、漁師からシロウオの生態系の説明を受け、仕掛けのカゴをのぞいたり5センチほどに成長したシロウオを実際に手に取って観察したりしていました。

児童:
「シロウオは、ぷにぷにしていて、いっぱい動いていてかわいかった」
児童:
「シロウオの餌がプランクトンではなくカジカだと知りすごいなと思った」

今年は春先の水温が低く、例年3月に始まるシロウオの遡上が4月にずれ込みましたが、シロウオの数は順調で6月中旬まで漁が行われる予定です。