中止したイベントで保護者への未返金が問題となっている英語の交流キャンプを巡り、宮城県は期限までに返金が確認されなかったとして旅行会社を行政処分する方針を固めました。

この問題は、仙台市内に事務所がある旅行会社「ハローワールド」と一般社団法人「宮城復興支援センター」が企画・運営する英語の交流キャンプを巡り、イベントが中止となったにも関わらず返金されないとして小学生の保護者から苦情や相談が相次いでいるものです。県は5月1日、旅行業法に基づきこの旅行会社を立ち入り検査し、5月23日までに債権者のリストを提出したうえで、全額返金するよう行政指導していました。

しかし、期限の23日を過ぎてもリストが提出されず、会社と連絡もとれず返金が確認できなかったことから行政処分する方針を固めました。今後は旅行業の登録の取り消しや業務停止命令など処分の内容を検討することにしています。