米子市でこのほど、建物の維持管理に特化したシステムを提供する合弁会社が設立されました。
設立されたのは山陰の企業が共同出資した「OMS(オムス)Building(ビルディング)Solutions(ソリューションズ)」です。
建築分野の研究の第一人者熊本大学の大西教授と、米子市の建設会社・美保テクノス、松江市の維持管理会社・さんびるホールディングスが、3年前から共同で研究し「OMSbi(おむすび)」という建物の維持管理の実務に効果的なシステムを開発しました。
現在、建物の施工や維持管理には、3次元モデルにコストなどの情報を加え効率化を図る「BIM」と言われる手法が使われていますが、維持管理については使い勝手が悪かったため、維持管理システムを独自に開発し、コンサルティングサービスとあわせて販売します。
半年間をシステムのブラッシュアップ期間とし、1年後を目途に自治体、民間への本格導入を目指したいとしています。