目指す農政改革 衝突した過去も
自民党 小泉進次郎 農林部会長(当時)
「これだけ大規模化すれば、やっぱり生産効率は上がったよね」

10年前の2015年、党の農林部会長を務めた際、JAの生産効率などを問題視し組織改革を訴えました。
自民党 小泉進次郎 農林部会長(当時)
「小泉進次郎は農協(JA)を潰そうとしているのかと。もし潰すんだったら、何もしません。放っておけば潰れると思うから」
しかし結局、JAや自民党の農水族から猛反発を受け…
自民党 小泉進次郎 農林部会長(当時)
「負けて勝つかなと。今回のむところはのみました」
令和のコメ騒動を機に、再び対決姿勢の小泉大臣。さらに、石破総理も…

石破総理(21日)
「(コメが)余っていたらこのようなことにはなりません。増産の方向に舵を切れというご主張は、私は同意をいたします」
こちらもコメ不足を認め、“減反”廃止に踏み切る姿勢。
石破総理も、かつて農水大臣を務めた2009年には、減反政策の大幅見直しを訴えていたのです。
自民党 石破茂 農水大臣(当時)
「(米価を)下げないために(減反を)やるんだから。そんな政策はとりえない」
しかし、この時も激しい反発をうけ頓挫。
石破総理
「幹部は辞表を出すわ、倒れる人が続出するわ、(減反の見直しは)大変なことでした。史上最低の農林水産大臣と言われました」
一度は農政改革の夢破れた2人。今回は、消費者と農家が納得できる成果を上げることはできるのでしょうか。