
「私はダメなんだ」―自分を責め続けた日々
自身も不妊カウンセラーとして活動している藤岡さん。その原点は自らの不妊治療の経験にあります。29歳で夫の郷平さんと結婚。「妊活を始める前に検査をしよう」と不妊専門クリニックを訪れました。
「まだ若いっていう気持ちがあったし、タイミングを見てもらったら、これで私は妊娠するんだっていう、もうその気持ちしかなかったですね」
しかし、なかなか妊娠に至らず、人工授精、体外受精へと、より高度な治療に進みました。それでも妊娠せず、不妊の原因も分からないまま・・・。藤岡さんは自分を責め続けていました。
「私はダメなんだなとか、自分を責めるっていう方向に毎回毎回やっていたので、何回経験してもやっぱりこれは慣れないなっていうのを今でも思います」