「残像が…」 手術着が青緑色のワケ

山内あゆキャスター:
意外とその色には理由があるということなんです。

例えば医療ドラマで、手術のときに青緑色の服を着ていますが、医者は白衣のイメージですよね。

これにもワケがあり、血液のを見続けていると、補色の青緑の残像が残ってしまうそうです。

一度、白を見てしまうと残像が残りやすいそうで、この残像を打ち消すために、手術着を青緑色にして、手術を妨げないようにしているということです。

段ボールの茶色 専門家「白色より1.2~1.3倍重く感じる」

段ボールというと、色のイメージがありますよね。しかし、引っ越しの段ボールは、意外とが多いですよね。

アート引越センターの段ボールは茶色ではなく、白です。なぜ白なんでしょうか。

アート引越センター 東京ブロック長 本田円力さん
「清潔感とクリーンなイメージをもっていただくために、当社では白色の段ボールを使っています」

新居に白い段ボールが並んでいると、なんだか気分がいいですが、他にも意外な効果を生むそうです。

色彩専門家 南涼子さん
「色の中でも最も軽く見えるのは白。白にした方が運ぶ人の心理的な負担や、体感的な重さが軽く感じられることがある」

茶色よりも白の方が何となく軽く感じるということなんです。

ここで、茶色と白色の段ボールに、同じ6kgの重さを入れて比べてみました。

南波雅俊キャスター:
箱の色を見ながら持ち上げたとき、明らかに茶色の方が重く感じました。

山内キャスター:
色彩専門家の南涼子さんによると、明るい色の方が軽く感じて、暗い方が重く感じるそうです。

さらに、「段ボールの茶色は白色に比べ、1.2~1.3倍に重く感じる」ということです。

南波キャスター:
そんな感じでした。1.2倍くらい、少し重く感じました。

山内キャスター:
暗い方が重く感じるということもあって、金庫に色が多いワケについて、色彩専門家の南涼子さんは「『重くて持ち去りにくい』という印象を与え、防犯につながる側面もある」と話していました。