高知県のカツオ一本釣り漁船「第三十八日昇丸(にっしょうまる)」が宮城県気仙沼市の造船所で完成し、進水式が行われました。

進水式には、船主や造船会社の関係者約80人が出席し、航海の安全と大漁を祈願しました。
第三十八日昇丸は、全長24m、総トン数80トンで総工費は約7億円です。

船体の材質は、軽量アルミで従来のFRPより軽量化されて、操業時に15%の燃費向上が見込まれるということです。
第三十八日昇丸 岡本茂 漁労長
「初水揚げは気仙沼を考えている。皆さんに負けないように新しい船で頑張っていきたい」

みらい造船 吉田慶吾 会長
「感無量です。協力をいただいた皆さんに大変感謝しています」

気仙沼市内の造船会社が高知県のカツオ一本釣り漁船を受注したのは初めてということです。

第三十八日昇丸は、6月中旬の初航海を予定しています。