防衛力強化に向けた動きです。
宮崎県日向市の細島港が、有事の際、自衛隊や海上保安庁による使用に備えて国が整備する「特定利用港湾」の対象候補となりました。

「特定利用港湾」は、政府が防衛力の強化に向けて各地の港湾を指定し、自衛隊や海上保安庁の船舶が訓練などで円滑に使えるよう整備・拡充するもので、これまで、博多港や鹿児島港など25の港が指定されています。

県によりますと、23日、内閣官房や防衛省、それに、国交省の担当者が県庁を訪問。
「特定利用港湾」の対象候補として日向市の細島港が検討されていると説明があったということです。

特定利用港湾として整備されることについて、国は「有事の際、攻撃目標とみなされる可能性が高まるとはいえない」としています。

県は、国に対し、地元への丁寧な説明を求めるとともに、細島港が指定された場合の影響やインフラ整備などについて、引き続き確認していくことにしています。