11月1日に行われた署名式。兵庫県の西宮市と尼崎市、そして阪急電鉄の3者が、阪急神戸線に新しい駅を設置することで合意しました。実に80年越しの構想実現に向けた動きです。

(西宮市 石井登志郎市長)
「西宮市にとりまして、この課題は80年越しの悲願でございます。本当にうれしいことでございます」
(尼崎市 稲村和美市長)
「ようやくこの日を迎えることができました。正直言って感無量というところもございます」

駅ができるのは、特急電車が止まる西宮北口駅・通称「ニシキタ」と普通電車の停車駅である武庫之荘駅の中間地点。その新駅の駅舎の場所は川にかかる橋の上です。改札口は東西の両岸に設置されるということです。
新駅ができる阪急・西宮北口駅と武庫之荘駅の間は約3.3kmと阪急神戸線の中では最も離れています。実はこの構想が持ち上がったのは80年前のことでした。