宮城県大河原町に、子どもの第三の居場所となる施設が開設されることになり、運営を担うNPO法人などとの協定の締結式が行われました。
締結式では、大河原町と仙台市のNPO法人「アスイク」それに日本財団が協定書を取り交わしました。

「おおがわらきち」と名付けられた施設は日本財団が開設費などを助成し、NPO法人「アスイク」が運営を担います。
JR大河原駅近くに木造2階建ての施設を建設し、12月にオープンする予定です。
学習室や交流スペースキッチンや面談室が設けられて、学習や生活、それに食事の支援をします。
家庭環境などに問題を抱え家庭や学校で孤立している子どもが放課後に安心して過ごせる第三の居場所を目指します。
NPO法人「アスイク」 大橋雄介 代表理事
「日本社会全体としても、生きづらさを抱えた子どもたちが増え続けている。そういった子どもたちが安心して生活できるような場所を作っていきたい」

大河原町 齋清志 町長
「子どもたちを取り巻く環境は厳しい方向に振れていると認識している。みなさんに響くような取り組みにつなげていけといいなと」

対象は居場所が必要と町と施設が認める大河原町内に住む小学生で、定員は20人を予定していて、利用は平日の正午から午後8時までとなっています。
