業界の逆境を乗り越える「宅配クック123」

全国に353店舗を展開する宅配クック123。栄養価が高く、高齢者にも食べやすいメニューが入った弁当は近年、利用者が増加。県内でも1年間で7万食近く増加し年々、需要が高まっています。

一方で配食サービス業界はいま厳しい状況に置かれています。

県内ではことし4月、企業や病院などに提供していたユニオンランチが債務超過に陥り、突然の倒産。

宅配クックにはユニオンランチの利用者から注文が相次ぎました。

しかしスタッフの確保や経営状況は厳しい状況が続いているといいます。

シニアライフクリエイト(宅配クック123フランチャイズ本部) 日野翔太さん「昨今、ガソリン代が高騰していたりとかお弁当屋さんということでコメを取り扱っていますから。そもそものコメが今までに考えられないぐらい高騰していたりとか。店舗の運営においては効率化を目指していく。そういう工夫で努力で1人でも多くのお客さんに会っていくことを絶やさずに続けていきたい」

川口さんが働く氷見店では昼、夜、合わせて250食分の弁当をわずか3人のスタッフで配達します。

川口さん
「待ってる方がいらっしゃるので。私たちは断らない」

エリアは市内全域と射水市にまで及びます。