宮城県の富谷市役所では、若生裕俊(わこう・ひろとし)市長や市民ボランティアのメンバーら約20人が集まり「採蜜(さいみつ)」と呼ばれる収穫作業が2025年度初めて実施されました。

玉置佑規キャスター
「蜂蜜が作られているのは、なんと富谷市役所の屋上なんです。こちらでは19個の巣箱が並び、たくさんのミツバチもいます」

2017年に始まった「とみやはちみつプロジェクト」では、市役所の屋上にミツバチの巣箱を設置し毎年、蜂蜜を収穫しています。

巣の表面を削り取り遠心力を使って蜂蜜を取り出す「遠心分離機」にかけます。

この時期の蜂蜜は主に春に花が咲くサクラや菜の花から集められ、年間を通して最も風味が良いということです。

糖度は84度と、一般的な蜂蜜に比べ5度程度高くなっています。
参加者
「うーん!おいしい」
「とっても甘い!ただ、後味がすっきりしていてすごくおいしい」

富谷市役所の屋上でとれた蜂蜜は2023年、全国で最もおいしい蜂蜜を選ぶコンテスト「第6回ハニー・オブ・ザ・イヤー」で優秀賞も受賞しています。

若生裕俊 富谷市長
「今年はなんとか学校給食にも富谷市役所屋上の蜂蜜を提供できればと準備をしているので、さらに富谷の新しい特産品として育てていきたい」

蜂蜜の収穫は7月まで予定していて、瓶詰めした蜂蜜を富谷市内の直売所などで販売するということです。
