ファッションデザイナーの皆川明さんが1日、盛岡市内の小学校で特別授業を行いました。子どもたちにどんなメッセージを伝えたのでしょうか。
盛岡市立杜陵小学校の6年生32人を前に特別授業を行ったのは、ファッションブランド、ミナ・ペルホネンのデザイナー・皆川明さんです。
皆川さんは手作業で作られる自社の洋服や布地を使って、デザインを通してものを大切にする気持ちが生まれると伝えました。
沢山のクローバーが刺繍されたこちらのブラウス。一つだけ四つ葉のクローバーが手縫いで加えられています。
(皆川明さん)
「自分の服の中に一つの四つ葉のクローバーがあるんだという思いは、大切にしたくなるきっかけになると思いましたので。ものは長く使って初めてそこに記憶が生まれます」
皆川さんは3年前、盛岡城跡公園の芝生広場に商業施設「ホホホの森」を建設する計画を明らかにしました。これを受けて、近くにある杜陵小学校の児童は昨年度ワークショップを開いて芝生広場にどんな施設が欲しいのか皆川さんに提案していました。
児童たちの特別授業を受けた感想は。
(児童)
「刺繍とか服とかに色々な人がつくるのに関わっていると知ってビックリしました」
子どもたちはものを大切に使うことで、そこに記憶や思い入れがこめられることを学んでいました。
注目の記事
強度行動障害のある28歳息子と初めて離れて暮らす決断 「自分たちが世話が出来なくなる前に」両親はパニックに対応できる施設を6年間探す...届いた「受け入れ可能」のメール

“ニセ警察官”から記者に詐欺電話「保険が不正使用されている」“だまされたふり”続けるとオンラインで事情聴取も… 詐欺手口の全貌

爆買いした戦闘機、その後どうなった? 膨張する“防衛費”国民生活への影響は【報道特集】

思春期中学生の10人に1人 朝起きられないのは「怠け」ではない~中高生に増える起立性調節障害~「当事者親子の声」

「骨が折れやすい難病」9歳の少年 YouTubeで出会った“憧れの先輩” 骨が折れても――始まった挑戦と、亡き母の思い

生徒4人に1人がサッカー部 全国大会常連校で起きた〝裸で土下座〟 『いじり』が遠因ないし原因 発生リスクの高い集団とは 調査報告書がまとまる 熊本









