新たなガソリン補助制度とは
22日から始まった政府による新たなガソリンの補助金制度。
定額で1リットルあたり10円引き下げるものですがすぐに10円下がるわけではありません。

資源エネルギー庁によると補助金なしで全国の平均小売価格が185円で推移した場合、22日からの1週間は5円下がるように補助され、そこから毎週1円ずつ補助額は増え最終的に、7月3日に10円下がるように調整されます。
一気に価格が下がると買い控えが起こったりその反動で需要が増えるなど流通に混乱が生じるおそれがあるため、補助は段階的に行うことになっています。
19日時点の全国平均価格
そして、19日時点の全国のレギュラーガソリンの平均価格は1リットあたり182円10銭でした。
来週は原油価格上昇の影響で2円40銭高くなると予測されているため、最初の週は引き下げ目標の5円と上昇分を足した7円40銭が支給されます。
補助金が適用されるのは業者が22日以降に購入するガソリンに対してです。

こちらのガソリンスタンドは客の期待に応えるために2円、自腹を切った形です。
サービスステーション博多麦野店 塚本英介店長
「まだ地下タンクの分もあるので、下げるのは正直前仕入れた分なので。ただ、いつ下がるのと言う声がすごく多かったものですので、きょうから補助制度開始というのもあったので、とりあえず2円下げることにしました」
各ガソリンスタンドにはこれまでに購入した在庫があることから、補助金の効果が小売価格に反映されるまでには一定の時間がかかると考えられています。
Q今日以降の仕入れ分は実際にはいつ入ってくる?

サービスステーション博多麦野店 塚本英介店長
「今の在庫分がはけるまでに1週間前後くらいかかるのかなと。それ以降になると思います」