今月16日、岡山市北区の岡山県工業技術センターで爆発性の物質が発見されたことが分かりました。県は何者かが人為的に製造した疑いもあるとして警察に通報。警察が捜査を進めています。

岡山市北区芳賀にある岡山県工業技術センターです。見つかった爆発性の物質が、午後2時40分ごろ、警察によって運び出されました。
今回見つかった爆発性の物質「過酸化アセトン」です。

岡山県によりますと今月16日、県工業技術センターの研究員がセンター内の実験室で、実験器具などを洗浄する際に使うアルコールが入った瓶の中に、白色半透明の固形物を見つけたということです。

センターで固形物を調査したところ、爆薬などに使用される「過酸化アセトン」が含まれていました。

センターでは通常、過酸化アセトンを扱うことはなく、見つかった固形物が何者かによって作られた疑いがあるとして、きょう(22日)、警察に通報したということです。
警察は爆発物取締罰則違反の容疑で捜査を行っているということです。